モリタカのブログ

九州圏内で建築の設計をやっております。気ままに更新しています。

Category :  コラム
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先日北九州でとある公共トイレのコンペの公開審査がありました。

審査を眺めながら正直色々と考えるところはありました。。。市役所の方は現実的な案(?)を推し、建築家はそれだと公開コンペにした意味が全く無いと反論します。普通のトイレで構わないという北九州市とコンペをやったのだからそれ相応のものを選定したいという意識のズレがはっきりとしていました。

紆余曲折ありましたが、結果1等になった案はソフト面のユニークな提案と建築的な面白さを含んだバランスのとれた案だと個人的に思える案でした。

一方、最後まで議論の争点になったのが搭状のタワートイレの案でした。正直な話、最終選考に残ったこの案を見た瞬間『こういう選定の仕方なんだ。。。応募しなくてよかったー!』と強く思いました。確かに面白いといえば面白いのかもしれないし、当然こんな公共トイレどこにも無いと思います。けどねぇ。。。最終審査には残らなかったけど地味だけど良い案もたくさんあったんだろうなぁ。。。。これこそコンペの難しいところですね。

設計をやっている一個人としては応援したい気持ちもほんの少しだけありました。が、北九州市に毎月きちんと市県民税を納めている以上は(高すぎですよ!ほんとにキツいです)血税の使い方には慎重にならざる得ませんよね(笑)

万が一、このタワートイレ案が選ばれていたら大変な物議を醸していたと思います。ま、それはそれで建築と社会のあり方を市民レベルで考える非常によい機会になったかもしれませんね。