Category :
コラム
tag :
tag :
Category :
コラム
tag :
tag :

先週次男がレスキューしてきた猫さんです。。。我が家には先輩猫が2匹いますが、これで3匹になってしまいました。捨てる訳にもいかず、とりあえず里親を捜す前提でしばらく面倒を見る事にしました。
が、
次の日、長男が対抗してもう一匹拾ってきました!!

こちらも断ることもおかしいので引き取り決定。。。。
でも、子供達が衰弱した猫を拾ってきたその気持ちがちょっと嬉しかったです。いい子に育ってくれました。

Category :
コラム
tag :
tag :

↑懐霄館(かいしょうかん)という白井晟一さんの設計した建物といえばこのアングルが9割を占めます。僕が大学生の時雑誌でこの写真を見たとき、あまりのインパクトに絶句してしまいました。。。当時はたいした知識も無く、ただただ「なんじゃこりゃ!」と思ってしまいました。
建築が好きな友人や先輩は、おそらく専門書に書いてあったことを自分の言葉のように話して凄さを説明しようとしていましたがとても歯切れが悪かったのを覚えています。
あれから25年。。。佐世保に行く度に必ず見に行っています。膨大なスタディの痕跡が見えてくる凄い建物です。凄まじいほどの検討がなければこの形、目地、素材の組合せ方、立面の構成における意図的な「崩し」は普通は出てこないでしょう。今日もまた鳥肌が立ちました。語弊があるかもしれませんが設計者の『怨念』ようなものを感じました。それくらい本当に凄い。
ただ、ほとんどの人が理解できてない点があると思います。この建物を一枚の写真で表現するとすれば最初のアングルではなく下のアングルになると思うのです。

最初の写真のように下から見上げるとかなりごつくて威圧感があるのですが、島瀬美術館の前の広場から見ると陰影が美しい穏やかな表情をもった印象になります。下から見上げた時は『何故屋根があるのだろう?』と正直感じてしまっていた屋根も、この角度からだとこれしか考えられないという抜群の大きさと勾配で必要不可欠の存在感をしめします。
佐世保市民の憩いの場であるこの広場からの見え方を意識して素材感とスケール感、立面構成を考えていたに違いないと確信しました。
荒々しい石の仕上げや全体のプロポーションの構成の意味がようやく理解できました。これは僕の勝手な解釈なので一般的な通説とは異なるかもしれませんが、僕なりにこの建物を理解するのに25年かかった訳です。これぞ『名建築』ですね。こちらのレベルが上がってもそれを上廻る『何か』を与えてくれます。
ということで今日は朝から1時間程かけてこのアングルからのスケッチをしてきました。天気も良くてとても気持ちがよかったです♪

ちょっとスケールがおかしいですが。。。写真と違って印象に残る部分を書くのがスケッチですし、ま、いいかと。また次回行った時に新しい発見ができるように僕自身のレベルアップを頑張らないといけませんね。