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浅川の家(北九州市)
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工務店さんが軒先のモックアップ(実寸の大きさで検討するもの)を作ってくれたので確認してきました。

モックアップが短いのでどうしても幅が太く見えてしまいます。でも実際はもっと長さがあるので細い印象を受けるはずです。そこを今までの経験値と想像力、最後は「無理をしない」という大前提での元に決定しました。

ここまで工務店さんがやってくれると本当に助かりますね♩
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永明寺門徒会館改修工事
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最初に住職さんとお会いしてから約2年半、ようやく工事に進める運びとなりました。

住職の松崎さんの提案で参加者の皆様全員で鍬入れの儀を行いました。楽しかった〜♩


現状の門徒会館は今までの工事がパッチワークのように継ぎ足されたユニークな外観をしています。実は元々この手前には建物が建っており完全に「裏」だったのですが。数年前に手前の建物が解体された結果「裏」が表に出てきた訳です。


既存の建物を最大限活かしてより豊かな場を目指します。古さと新しさが同居するデザイン、お寺の増改築の歴史や時間の経過を感じられるデザインとし先人の想いも後世に繋いでいきたいと思います。
実はお坊さんの着る「袈裟」も本来は不必要だったり汚れた布やを大切に継ぎ接ぎして作られているそうです。
「袈裟のような建築」と僕自身は思って進めています♩

6月から内部の壁などを解体し、少しずつ状況を確認しながら工事を進めていきます。
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浅川の家(北九州市)
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リビングにすっと立つ柱の材料を選びに行きました。

たくさんの材料が置かれていて見てるだけで楽しい。色々と発見もありました。

ランダムな感じが可愛いです。こんな壁作りたいですね。

柱にはこのように「背割り」といってわざと切り込みが入っています。これで乾燥を促進しつつひび割れをここに集中させるわけです。当然この部分も見えてきてしまいます。そこで通常は目立たない方向に配置するのですが今回はどこに向けてもしっかりと見えてきます。
埋木をすると最初は全くわからないくらい綺麗になりますが、時間が経つと木が動いてしまいかなり汚い印象になってしまいますのでそれは避けたいと。

試しに背割りを「誤魔化す」埋めるものとして真鍮のレールを入れてみるとこれがなかなか良い感じに♩

これは神社感が強すぎる。。。

鉄筋の黒も相性が良さげです

流石にこれはふざけ過ぎました(笑)でも別のヒントはありました♩
設計をやっていると「機能的に必要なものだけど、ちょっと残念に感じるもの」がたくさん出てきます。例えば筋交い、樋、エアコン屋外機、縦手摺等。。。それらを愛おしく感じられるレベルに無理なく持っていけるかということに今一番興味があります。これもその一つですね。もう少し悩んでみたいと思います。
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K美容室
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現場がスタートしました。墨出しをして計画のままで良いか確認です。

小さな店舗は工事期間も短いので現場で悩む時間がゆっくりと取れないのが頭の痛いところです(笑)

埋めてしまう予定だったパイプスペースは配管が下にしかないので上部はニッチとして利用することにしました♩我ながら良いアイディアだと思いますが、今日念のためにこの扉を開けなかったらそのまま進んでいたと思います。
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浅川の家(北九州市)
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配筋検査を行いました。

いつも感じますが、この時が一番家が「狭く」感じます。でもこの後壁が建ってくると「広く」感じます。それは「死角」が生まれることによります。だから僕はいつも意図的に死角をプランに作るようにしています。もちろんやり過ぎは禁物ですけど。

外壁の色もじっくりと悩んでいます。その日の良いなと思ったものに丸印をつけて数日おきにみているのですが、なかなか結果が収束していきません(笑)